死亡退職の手続きをしてもらう
作成日: 2025年04月02日更新日: 2025年04月02日
会社員が亡くなった場合の手続きについて
会社員が亡くなった場合、遺族は速やかに会社へ連絡し、必要な手続きを進める必要があります。以下に、主な手続きをわかりやすくまとめました。
健康保険・厚生年金の資格喪失手続き
会社は従業員の死亡から5日以内に、健康保険と厚生年金の資格喪失手続きを行う必要があります。そのため、遺族はできるだけ早く会社へ連絡しましょう。
死亡退職の手続き
会社へ「死亡退職届」を提出します。
亡くなった本人の健康保険証と、扶養されていた家族全員の健康保険証を会社へ返却します。
会社に指定の用紙がない場合は、一般的な書式を参考にして作成できます。
会社から貸与された物品の返却
社員証や社章などの身分証明書を返却します。
通勤定期がある場合は、返却および清算を行います。
社費で購入した文具や会社から借りていた物品があれば、それらも返却します。
仕事で使用していた名刺や書類が自宅にある場合も、会社へ返却しましょう。
遺族厚生年金の手続き
遺族厚生年金を請求する場合、会社が手続きを代行することがあります。その際は、会社から求められる書類を速やかに提出しましょう。
会社からの未払い給与・退職金などの受け取り
未払い給与の清算
退職金や社内預金の受け取り
自社持ち株の清算
これらの支払いについて、会社の担当部署へ確認し、手続きを進めましょう。
健康保険の切り替え
亡くなった方の扶養に入っていた家族は、健康保険の扶養から外れるため、新たな健康保険への加入手続きが必要になります。その際、会社から発行される「資格喪失証明書」を受け取り、保管しておきましょう。国民健康保険へ切り替える場合、この証明書が必要になります。
まとめ
会社員が亡くなった場合、遺族は迅速に会社へ連絡し、必要な手続きを進めることが重要です。特に、健康保険や年金、未払い給与などの手続きには期限がある場合があるため、会社の担当部署に相談しながら進めると安心です。