相続税の申告と納付の手続きをしましょう
作成日: 2025年04月02日更新日: 2025年04月02日
相続税は、相続によって取得した財産の価額が一定額を超える場合に課税されます。相続税の申告が必要な場合は、相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内に、相続税申告書を作成し、税務署に申告・納付する必要があります。
相続税の基礎控除
相続税には、基礎控除と呼ばれる非課税枠があります。 基礎控除額以下の相続財産であれば、相続税はかかりません。 基礎控除額は、以下の式で計算されます。
基礎控除額 = 3,000万円 + (600万円 × 法定相続人の数)
例えば、相続人が配偶者と子2人の場合、法定相続人の数は3人なので、基礎控除額は4,800万円となります。 つまり、相続財産の総額が4,800万円以下であれば、相続税はかかりません。
2015年の税制改正により、基礎控除額が引き下げられました。 改正前は「5,000万円 + (1,000万円 × 法定相続人の数)」で計算されていたため、相続税の申告が必要となるケースが増えています。
相続税の申告期限を守ることで、以下のような税金の軽減制度を利用することができます。
小規模宅地等の特例
配偶者の税額軽減
農地等の納税猶予の特例
相続税の申告は複雑なため、税理士に依頼することが一般的です。
No.4208 相続財産が分割されていないときの申告|国税庁