遺族年金の申請をする
作成日: 2025年04月02日更新日: 2025年04月09日
遺族年金とは?
遺族年金とは、家族の生計を支えていた人が亡くなった際に、その遺族が受け取ることができる年金です。これは、国民年金や厚生年金に加入していた人が対象となります。遺族年金には、以下の2種類があります。
遺族基礎年金(国民年金)
遺族厚生年金(厚生年金)
どちらの年金が支給されるかは、故人の年金加入状況によって異なります。
遺族年金を受け取れる人
遺族年金を受け取るには、一定の条件を満たす必要があります。主に以下のような区分があります。
遺族基礎年金の対象者
亡くなった方が自営業者(第1号被保険者)や、会社員・公務員の配偶者(第3号被保険者)の場合
受給者は「子のいる配偶者」または「子ども」。該当しない場合でも、死亡一時金または寡婦年金を申請できる場合があります。
遺族厚生年金の対象者
亡くなった方が会社員・公務員(第2号被保険者)の場合
受給者は「配偶者」「子ども」「父母」「孫」「祖父母」など
特に、配偶者が受給する場合は、年齢や収入の要件が設けられています。
遺族年金の請求手続き
遺族年金を受け取るには、必要な書類を準備して請求手続きを行う必要があります。
手続きの窓口
遺族基礎年金:市区町村役場(ただし、死亡時に第3号被保険者であった場合は、年金事務所や年金相談センター)
遺族厚生年金:年金事務所または年金相談センター
必要な書類
請求手続きでは、以下の書類を提出します。
年金請求書(12枚つづりの書類)
戸籍謄本や住民票
故人の年金加入記録が確認できる書類
収入状況を証明する書類 など
必要書類は人によって異なるため、事前に窓口や日本年金機構の公式サイトで確認することをおすすめします。
年金支給のタイミング
請求手続きを完了すると、1〜2ヶ月後に「年金証書・年金決定通知書」が郵送されます。実際の年金の受給開始は、この通知書が届いてから約50日後となります。
まとめ
遺族年金は、大切な家族を失った際の生活を支えるための制度です。支給の対象や手続き方法を理解し、適切な対応をとることが重要です。年金事務所や市区町村役場に相談しながら、スムーズに手続きを進めましょう。