高額介護サービス費の申請をする
作成日: 2025年04月02日更新日: 2025年04月02日
高額介護サービス費とは?申請方法と注意点
亡くなった人が生前、公的介護保険の介護サービスを利用し、同じ月に自己負担額(1割または2割)が上限を超えていた場合、相続人または成年後見人が「高額介護サービス費」として超過分の払い戻しを申請できます。
高額介護サービス費のポイント
対象となる費用:1ヵ月間に利用した介護サービスの自己負担額
自己負担上限額:所得に応じて異なる
払い戻し例:世帯の全員が市町村民税非課税の場合、介護サービス料金として10万円支払っていた場合、7万5,400円が払い戻される
制度改正:2021年8月から自己負担上限額の区分が変更され、課税所得380万円以上と690万円以上の区分が新設
申請方法
高額介護サービス費の申請は、市区町村役場の介護保険課で行います。
必要書類:故人のマイナンバー(個人番号)など
成年後見人が申請する場合:「成年後見登記に関する登記事項証明」が必要
まとめ
高額介護サービス費は、介護費用の負担を軽減するための重要な制度です。相続人または成年後見人が申請できるため、該当する場合は忘れずに手続きを行いましょう。