高額療養費の申請をする

高額療養費制度とは？申請方法と注意点

「高額療養費制度」とは、国民健康保険、後期高齢者医療、協会けんぽ、健康保険組合に加入している人が、1ヵ月の医療費の自己負担額が上限（自己負担限度額）を超えた場合、その超過分を払い戻してもらえる制度です。

高額療養費制度のポイント

• 対象となる費用：1ヵ月間に医療機関や調剤薬局で支払った保険診療の自己負担分

• 対象外の費用：入院中の食費負担や差額ベッド代など

• 計算単位：世帯単位で合算可能

• 自己負担限度額：年齢や所得によって異なる

故人の高額療養費の申請について

被保険者が亡くなった場合、相続人が故人の代わりに高額療養費を申請できます。

申請方法

高額療養費の申請方法は、加入している公的医療保険によって異なります。

• 国民健康保険：自己負担限度額を超えた月の3～4ヵ月後に、市区町村から申請書が郵送される。

• 協会けんぽ（健康保険）：自ら協会けんぽの支部に「高額療養費支給申請書」などの必要書類を提出する。

• 申請期限：いずれも2年以内。

まとめ

高額療養費制度は、医療費の負担を軽減するための重要な仕組みです。故人の分も相続人が申請できるため、払い戻しの対象になるか確認し、忘れずに手続きを進めましょう。