国民健康保険の加入手続きをする
作成日: 2025年04月02日更新日: 2025年04月02日
会社員が亡くなった際の健康保険の手続き
会社員が加入していた健康保険は、本人が亡くなった翌日から資格を失います。そのため、扶養されていた家族(被扶養者)の健康保険証も使用できなくなるため、速やかに新しい健康保険への加入手続きを行う必要があります。
国民健康保険への切り替え
被扶養者は、亡くなった日から14日以内に住所地の市区町村役場で国民健康保険への切り替え手続きを行います。
手続きの流れ
「国民健康保険資格異動届」を提出
加入を希望する世帯員全員の氏名やマイナンバー(個人番号)を記入
必要書類を提出
会社の健康保険の資格喪失証明書または退職証明書
即日交付を希望する場合は、本人確認書類(免許証・パスポートなど)
市区町村によって必要書類が異なるため、事前に役場へ確認しておきましょう。
扶養に入る選択肢もある
近親者(子どもなど)が会社員として健康保険に加入している場合は、その扶養に入ることで引き続き健康保険に加入することも可能です。
扶養に入るメリット
保険料の支払いが不要(新たな扶養者が負担)
手続きは扶養者の勤務先が進めてくれる
加入条件は扶養者の勤務先の健康保険組合によって異なるため、詳細は勤務先に確認しましょう。
退職後に任意継続していた場合の手続き
亡くなった方がすでに退職しており、健康保険に任意継続加入していた場合は、遺族が健康保険の窓口へ死亡の届出を行う必要があります。
届出先の確認方法
全国健康保険協会または健康保険組合が届出先
健康保険証に記載されている窓口を確認して、適切な機関へ手続きを行う
まとめ
会社員が亡くなった場合、扶養されていた家族は健康保険の切り替えが必要になります。国民健康保険へ加入する場合は、市区町村役場で手続きを行いましょう。また、会社員の家族がいる場合は、その扶養に入ることで保険料の負担を軽減できる可能性もあります。状況に応じて、最適な方法を選びましょう。